こま武蔵台自治会

汚水処理場問題への取り組み

平成13年10月初旬、高麗汚水処理施設から先の汚水放流管の流れが悪いという問題が発生しました。調査するにつれ、私たちの知らなかったいろいろな問題が明らかになってきました。
 横手台自治会と共同で「汚水処理施設協議会」を設け、処理施設に関わるさまざまな問題の解決に取り組んでいます。


目次
題目 主な内容 日付
昨年度までの動きは「汚水処理施設協議会」のページ を参照ください  
最近(2003年4月以降)の
汚水処理施設協議会
汚水処理場大修理完成見学会 2004.06.05
大修理終了 2004.05.15
大修理に日高市下水道課 がチェック 2004.02.29
大修理着工と大修理日程表 2004.01.09
汚水処理施設の大修理 全項目の着工決まる 2003.12.20
緊急対応項目の着工決まる。 2003.11.30
大修理合意に至らず 2003.11.15
大修理説明会 2003.07.26
本下水化の時期について 2003.05〜06



汚水処理場大修理完成見学会開催

6月5日(土)午前10時から午後3時まで見学会が開催され、武蔵台から10数名の見学者がありました。
大修理の状況については、既にお知らせした大修理完成の記事も併せてご覧ください。
なお、今後も見学希望の方がございましたら、自治会館まで随時お申し出ください。


地下の沈殿槽の脇で係員から説明を受けました。

汚水特有の悪臭を消すために設置されたオゾン発生装置の前で。

脱水機は汚水を処理した後残された汚泥から水分を分離します。

汚水などの処理に必要な空気を送り出すブロワー装置です。



最近の汚水処理施設協議会の動き

汚水処理施設大修理成る…完工検査 武蔵台だより 260号(2004.05.15発行)追補版より

 近くをお通りになって、お気付きの方も多いと思いますが、建物を覆っていたシートも取り除かれ、一月以来工事中だった私達の高麗汚水処理施設がきれいにお目見えしました。

 大修理は順調、安全に進捗し、完成検査が4月23日(金)午後行なわれ、当自治会から石元会長ほか多数が参加、また横手台自治会からも稲浦会長他が参加し、高麗駅近くの中継ポンプ場等を含め2時間に及び改修の現場・修復個所を確認しました。

 この大修理には、日高市役所下水道課の施行監理の協力を得ており、市からの指摘も取り入れて工事が行なわれました。

 なお、改修を確認する写真が自治会館に備えてあります。

 

↓ 停電時用の発電機も修繕されました ↑ 老朽化で交換されたブロワー

      
    ↑ 窒素・燐の自動測定装置
4月1日から排水内に含まれる窒素・燐の測定が義務付けられました。



← 防臭対策として新規導入されたオゾン発生装置





オゾンは気体のまま、またはオゾン水として噴霧されます。→
↓ 汚泥から水分を除去する脱水機も修繕されました。


↑ 沈殿槽の内部は腐食が進んでいるので槽底レールなどの部品や汚泥を運び出す配管類も交換されました。
汚水を処理場に送るため、高麗駅前、7丁目、2丁目の滝不動通りの3箇所にポンプ場が設置されています。
これらも老朽化対策の修理が行われました。

←駅前ポンプ場の制御盤交換
ひび割れ、雨漏り対策として再塗装やタイル貼り換えをした外壁。 

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高麗汚水処理施設の大修理に  日高市下水道課 がチェック   
                                      武蔵台だより258号(2004.02.29発行)追補版より

武蔵台だより臨時号(1226日発行)でお知らせしましたように、現在行われている高麗汚水処理施設の大修理の管理監修に関して市役所(下水道課)に協力をお願いしてきました。これは、この大修理の内容が専門的で素人にはその修理が適正に行われているかの判断が難しいからです。

これに関して市として検討された結果を持って210日に市役所の渋谷企画財政部参事と佐久間下水道課長が武蔵台自治会館に来訪、汚水処理施設協議会の会長ほか関係者に説明がありました。

これによると、この大修理に関して下水道課が出来る限りの協力をする、係員を常駐させる事は出来ないが、適切な間隔を置いて現場を訪れ作業状況をチェックして戴けるとの回答でした。

市は作業の発注に関する当事者ではありませんので直接の監督と言う事は出来ませんが、専門家が現場を見ることで、単にチェックの機能だけでなく良い意味の緊張感が高まるなど波及効果も考えられます。

今まで高麗汚水処理施設の運用に関しては、汚水処理施設協議会と関係企業(東急・西武)だけで進めてきましたが、今回初めて市役所が実務的に協力していただける事になりました。形式的には民営ですが実質は公共施設としての性格を持つこの処理場について、このような動きが見られたことは大きく評価できるものと考えられます。

この他、窒素・燐測定器設置に関する費用(623万円)負担を市に申し入れていましたが、この分は市の予算計上の日程上無理(補正予算の時期を過ぎてしまった)と言う事で、実現しませんでした。

以上の市の意向を受けて、13日に汚水処理施設協議会石元会長から関市長宛て要請状を送り、同時に東急不動産にその旨の連絡を行いました。

このあと市下水道課の職員が現場に入りチェック作業が始まりました。

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工事の無事を祈って・・…汚水処理施設の安全祈願祭 

一昨年来検討されてきた、高麗汚水処理施設の大修理は漸く実施することに合意を見たが着工に先立って、工事の安全祈願祭が1月9日(金)午前に行なわれました。

「大安」のこの日、処理施設の広場にはテント、紅白の幕があしらわれ、東急不動産、西武鉄道、共和化工、共和メンテナンス、それにユーザーとして武蔵台、横手台の自治会からの代表等20名が顔を揃えました。

 高麗神社宮司による祝詞奏上、玉串奉奠が行なわれ、全員で工事が事故なく無事に進むことを、心から祈願しました。工事は2月に始まり、施設に大型車両も乗り入れますので住民として注意、協力が必要とされます。

 懸案の、大修理はこの祈願祭を終え漸く着工へ向けて大きな一歩を踏み出したわけで、関係者はひとまず安堵の念を抱きました。

大修理の日程は下表のとおりです。



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汚水処理施設の大修理 着工決まる   武蔵台だより2003.12.26号より
     
 汚水処理施設大修理について、12月20日の汚水処理施設協義会での話し合いがまとまり、修理を必要とする箇所すべてについて1月から着工する事になりました。また費用については共和メンテナンス(株)から最終的に下表のように金額提示があり了承しました。
 なお、協議会の決定は各自治会の役員会で承認されて発効しますが、大修理の実施については12/14の役員会で、事前に報告し承認されています。
 作業スケジュール(工程表)はこれから作成されますが、特に下表(8)項のオゾン脱臭装置については近隣地区への異臭防止のためにも最優先してもらうよう協議会より依頼しました。
 工事施工に際しては、共和メンテナンス鰍フ作成するチェックリストや工程表をもとに、日高市下水道課に工事の管理監修を要請し、協義会としてもその状況を確認して行くことになります。


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緊急対応項目の着工決まる。
   11月30日開催の汚水処理施設協議会   武蔵台だより2003.12.15号より

 高麗汚水処理施設からの排水管に、新武蔵台病院からの排水を流すことについて検討した結果、小畦川など下流域の水利権者との調整も図られているとの事でもあり、特に懸念する問題も無い事から、横手台・こま武蔵台両自治会の役員会に諮って結論を出す事になりました。

 汚水処理場の大修理について前回(11月15日)に引き続き討議されました。
横手台自治会側からは過去、東急不動産・西武鉄道・共和メンテナンスの対応、情報公開など場当たり的で信用できないなど、過去に問題のあった点について幾つもの具体的な指摘があり、こま武蔵台自治会からも脱臭装置が故障のまま数年に亘って地元への報告が無かった点について強く抗議、今後の改善を求めました。
 結局、一部緊急工事は両自治会役員会で12月6日までに承認され、着工する見通しが立ちましたが、脱臭装置を含む大半の大修理は未だ決着がついていません。共和メンテナンスからは過去の管理の悪さを認め、大修理費用約1億2千万円のうち、470万円程度の値引きを提案してきました。
 また、水質汚濁防止法の第5次水質総量規制(平成16年4月1日)に伴って必要になる窒素燐測定機の費用700万円については、本来日高市の本下水工事が予宕どおり平成十二年に完成していれば当然不要だった費用でもあり、これの負担について日高市に申し入れる事になりました。また工事前、工事中、工事後などのチェックを市役所下水道課の協力を得られるよう折衝することになりました。

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大修理合意に至らず
  
11月15日開催の汚水処理施設協議会   武蔵台だより2003.12.01号より 

処理場本体の大修理については既に何回も武蔵台だよりで説明しており、726日には武蔵台公民館の多目的ホールで説明会も開催されました。しかしながら横手台自治会側から、以下のような問題提起がなされ、進展が見られていません。今回の協議会でも結論に至りませんでした。
横手台側の主張 東急・共和側の意見
今回の大修理計画を見ると、A系列側の修理が約2810万円分含まれている。平成6年度の大修理ではA系列を完全に直し、ホットスタンバイ(万一事故などの際に切り替えできる)にした筈だ。それなのに今A系列に修理費をかけるのは、平成6年度に完全に修理しなかったのだから約束違反だし管理責任も問われる。その分は東急または共和が負担すべきであり、それを了解するまで大修理着工は認めない、また東急を交渉相手としない。 平成6年当時にA系列の全てを完全に直した訳ではなく、緊急時に1〜2か月程度動かせるレベルまで修理した。今後A系列を日高市下水道が来る平成24年まで使えるようにするには是非とも今回の修理が必要。当時の状況として日高市の下水道計画は平成12年には武蔵台まで届くといわれていたし、修理費を安く上げたかった。完全に修理するとの約束もしていないしそのような報告もしていない。

A系列とは
 高麗汚水処理場には8本の浄化槽があり、そのうち4本をA系列、残りをB系列と呼んでいる。
 操業開始から平成6年まではA系列を使用、それ以降はB系列を使って現在に至っている。平成6年度に9700万円を投じてA系列を中心に大修理を行った。
 B系列の老朽化が激しいので今回の大修理後はA系列が使われる予定。

結果として施設の修理が出来ないことに危機感を感じている東急不動産並びに共和メンテナンス(以下東急、共和と略します)から、緊急対応として下表の1〜8の緊急事項(4.145万円相当)だけでも至急修理したいとの提案が出されました。この件に対し当自治会は11/15の役員会で承認済みですが、横手台自治会はは12月の役員会で検討する予定です。

また8項の塩素ガス漏洩検知器の故障に対しては人命にかかわることでもあり、緊急実施を承認しました。


これに対しては、武蔵台自治会としては

当時の記録を調べても、過去の記録・議事録などでこの論争を決着できるだけの資料はない。当時の自治会長に事情を聞いたがホットスタンバイにするなど詳しい話は無かったし、信頼関係で修理を進め詳細な契約なり約束はなかった、とのことである。

武蔵台自治会側としては、平成6年以降10年近く使われ続けた施設の老朽化が懸念され、さらにこのような状況ならば、人災を含む事故発生の可能性もあり、論争を続けるより修理の早期着工が必要であるとの意見を提出しました。

尚、上表の12項に関しては周辺の住民に大変な迷惑をおかけしていることでもあり、当自治会としてはこれも早急に解決したいと考えます。


放流管の使用許可を求められている事について

現在、日高の里付近に建設中の新武蔵台病院を経営する武蔵総業梶E医療法人和会及びその関係者が出席、建設中の病院からの排水(BOD ppmまで浄化したもの)をこま汚水処理施設から四反田掘迄流している放流管に接続させて欲しいとの要望が出されました。

この放流管は久保交差点から先は日高市の管理ですが、その手前側はわずかな距離ですが、住民・東急不動産・西武鉄道の共有になっているため、その住民側窓口である汚水処理施設協議会に申し入れがあったものです。

排水量は171d程度で、処理場からの排水量3800dに比べればその2%程度に相当します。

この問題についてはさらに検討のうえ回答することになりました。


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大修理説明会   2003.07.26開催    2003.08.15武蔵台だより より

 詳細はこちら


本下水化の時期について  武蔵台だより2003.06.15号より

汚水処理施設協議会は514日と6月8日に行われました。そこで話し合われ、又は決定した事項は

      今年度の協議会役員として会長=石元(武蔵台自治会)、副会長=稲浦(横手台自治会)、事務局=小山(横手台)、鈴木(武蔵台)、松橋(武蔵台)を選出しました。

      4月の地方選挙の際に立候補中の現市長から、この地区の下水道について「公共下水道への接続を平成17年に実現できるよう作業中である」との発言があり、更に518日の「合併に関する市民懇談会」でも同様に市長よりこの旨の回答がありました。本来下水関係の窓口になるべき筈の本協議会に何も知らされていなかったという経緯もあり、526日に市役所を訪問し直接説明を求めました。企画財政部長および上下水道部長よりこの件については改めて公式文書で回答するとの約束があり、6月24日に回答の文書(下記に転載)を持参、当協議会長宛に手渡されました。この文書によると、武蔵台・横手台地区への下水道供用開始は平成24年ごろという事であり、平成17年度という話は否定されたばかりか、従来平成22年と言われていた下水道化はさらに2年伸びた事になります。

        この下水道化の時期については、6月定例の日高市議会で複数の議員から汚水処理関係の質問が出され、これに対し上下水道部長も上記文書と同様の内容で回答し、また市長は「平成17年度に下水道への接続を」との発言を早とちりであったと訂正しました。

        また、かねてから協議会で議論されていた高麗汚水処理施設の公営化の問題について、上記の文書では公営化しないとの方針を伝えてきました。従来本協議会ではこれについて住民の意向を踏まえて市に申し入れる予定でしたがこのような文書を受けて再度協議会として進み方を見直す必要が出てきました。

汚水処理場改修計画についての説明会

昨年度から汚水処理場が老朽化しているため大修理をしたいと東急から提案されていました。この大修理の費用は住民が東急に預託している15万円の中から支払われますので、協議会としても納得できる説明を求めてきました。前回(6月8日の協議会)になってようやく明確になってきましたので、その内容を直接住民に対して説明してもらうべく説明会を開催する事になりました。

726日(土)午後3時から武蔵台公民館多目的ホールで開催する予定です。詳細については715日号でお知らせします。


市長からの回答書

市長回答の複写

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