自治会館

汚水処理施設大修理


大修理説明会
大修理内容
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大修理説明会開催 (2003.08.15武蔵台だより より)

武蔵台だより7月1日号追補版でお伝えしましたが、汚水処理場が老朽化しているため大修理をしたいとの提案が処理場を管理している東急不動産鰍ゥら提案されていました。この大修理の費用は住民が東急に預託している15万円の中から支払われますので、協議会としても納得できる説明を求めてきました。前回(6月8日の協議会)になってようやく明確になってきましたので、その内容を直接住民に対して説明してもらうべく下記の説明会を開催する事になりました。

7
26日(土)午後3時から武蔵台公民館多目的ホールで東急不動産株式会社(以下「東急」と略します)主催で汚水処理場の大修理計画についての説明会が開催されました。

説明会に先立ち、
汚水処理場見学会
を開催しました。

説明者側
  
東急地域事業部乙丸氏、西武鉄道兜s動産部本多氏、
  共和メンテナンス株口氏、田埜氏

住民側
  武蔵台及び横手台住民(21)

           

最初に技術担当の田埜氏から処理場のフロー図を使って改修の必要な部分について説明がありました。この内容は武蔵台だより7/15とほぼ同じなのでここでは省略します。

続いて行われた質疑応答の要旨は

■ ブロワーの耐用年数は?    →普通1520年、ここでは26年使用している。

  ブロワーの材質は?  材質を知らずに耐用年数がわかるのか?   →図面を調べ後で回答する。

沈殿槽改修工事(2700万円)の内訳は   →越流堰1630万円、槽底レール790万など。

 当初提案に対し金額を見直して安くなっているものがある。安かろう悪かろうではないか

    →当初ステンレスなど長寿命のものを考えたが下水道の接続が近いのでそれに見合うものとした。

金額で機体部分とインストールなどソフトの部分との区別は? →設計費など詳細検討の上回答する。

優先順位の例えば5番までとすることは可能か?  →今回の提案は必要分だけを十分絞ったものである。

平成6年度の改修ではA系列を完全に直したのでは? その訳は?

→集泥機、汚泥計量装置、曝気槽散気管は交換したがその他は修理していない。

この3点は槽を空けて修理できる、また以後腐食の恐れが無いことを考慮した。

  平成6年の修理ではB系列故障の場合A系列に切り替え使用できるようにしたと当時の自治会長から聞いている。A系列が今動かず修理の必要があるのは維持管理責任を果たしてこなかったのでは? 我々横手台住民としては平成6年度には入居2年目なのに大修理がありその際に十分な説明も無かった。今後は東急でなく西武鉄道と交渉したいが西武鉄道の考えは?

→経緯を調べて今後汚水協と協議させていただきたい。(東急)

→協議会との従来の関係もあるので改めて検討・回答する。(西武)

水質状況は? →放流の基準はBOD20ppmであるが実際は年間平均で5ppm程度(最大10ppm以下)

災害に関しては? →地震が最大の問題。天変地異で壊れた場合は免責になる。

終わりに東急乙丸氏から今日の参加者に感謝し指摘された問題は協議会と詰めさせていただくとの挨拶がありました。

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今回提案の大修理について

我々の団地住民が使用している汚水処理施設(武蔵台一丁目)はコミュニティプラント(コミプラ)です。日高市営の下水ではありません。しかし日高市営下水道がこの地区で使えるようになれば、この施設は撤去され、土地は元の所有者(東急不動産など)に返却される事になっています。

維持管理は東急不動産鰍ゥら委嘱されて共和化工鰍ェ行っています。

通常の維持管理費用は、住民が毎月支払っている(銀行引き落とし)汚水処理費¥1932で賄われていますが、大修理は住民が住宅購入時に一戸当たり15万円を預託した中から支払われます。

預託金残額は現在約4330万円です。この中から今回12,075万円が使われます。

大修理は過去2回行われています。

  昭和57年度    水質汚濁防止法改正に対応して測定器新設        100万円使用
   平成6年度     曝気槽・沈殿槽などの部品交換など、              9.700万円使用

今回は過去最大の大修理になります。

工事の内容と金額

今回の大修理は、近い将来の高麗汚水処理施設の公共化を視野に入れ、緊急必要な部分について優先順位をつけて計画したものです。この大修理によりブロワーなど一部を除き、平成24年度の日高市営下水道が当地区で供用開始までの間使える見込みであるとの東急の見解です。

優先順位

工事名称

設備
台数

処置
台数

金額

1

ブロワ交換             異音あるものを交換

8

5

1,875万円

2

調整槽エアー配管       腐食激しいものを交換

8

2

270万円

3

躯体補修工事【外壁タイル】           修繕

200万円

4-1

沈殿槽  槽底レール(A系列)         腐食・磨耗の為交換

790万円

4-2

沈殿槽  越流堰(A系列)             腐食の為交換

1320万円

4-3

沈殿槽  エアリフトポンプ(A系列)   腐食の為交換

300万円

5

集泥機用減速機          交換

8

4

400万円

6

第2団地中継ボンプ場    圧送ポンプ・配管・開口蓋交換、発電機修繕

230万円

7

1中継ポンプ場       操作盤〔屋外型〕交換

300万円

8

オゾン脱臭装置         新設(現在薬品対応している)

850万円

9

塩素ガス漏洩検知器     交換

200万円

10

窒素・燐測定機        新設(法改正により設置義務H14.6月施行)

700万円

11

脱水機用薬液タンク・汚泥サービスタンク(撹絆機付)     交換

3

3

170万円

12

換気ファン           修繕・部品交換

700万円

13

躯体補修工事         屋上防水、地下およびタイル以外の外壁等

2,350万円

14

自家発電機           修繕・部品交換

950万円

15

脱水機               修繕・部品交換

2

1

400万円

16

汚泥配管             交換

70万円

合計

12,075万円

設備台数・処置台数、1台又は1セットの場合は空欄にしてあります。

平成6年度大修理との関連について

平成6年度の大修理では今使われていない部分(以下説明するA系列の一部)を9700万円もの金額を使って修繕されています。修理結果が今使用中の部分に反映されないような事をしたのは何故か? そしてこの事と今回の大修理との関係はどうかと言う事が汚水処理施設協議会の中で問題になっていました。そして当時の修理内容明細を東急不動産鰍ゥら提出された事によってようやく明確な回答が得られました。

汚水処理場の内部は下図のようになっていて、最も重要な曝気槽、沈殿槽はA系列、B系列の二つに分かれています。A系列、B系列の曝気槽、沈殿槽は概ね67年をサイクルに交互運転してきました。

また平成6年および今回計画での主要部分に関して交換などの一覧表を添付しました。

平成6年の大修理時にはA系列からB系列に切り替えるにあたり、A系列の該当部分は磨耗、劣化していたため、槽を空にしないと修理できない装置につき交換等を実施したと言うことです。今回A系列に再度切り替えるにあたり点検の結果、磨耗・腐食が大きいA系列の槽底レール等平成6年の大修理で未対応部分の修理を行い、A系列を完全なものに整備して稼動させる考えです。

B系列は今まで使用を続けてきたため本来修理の必要がありますが、平成24年に本下水化されれば汚水処理施設そのものが不要になるので、あえて修理は行わないという考え方です。



主要部分の交換などの一覧表

系列

項目      

〜平成6

平成6
大修理

平成6年〜
現在

平成15
大修理

工事後



@集泥機(沈殿槽)



稼動

交換



運転中止



稼動

A汚泥計量装置

交換

B曝気槽散気管

交換

C槽底レール(沈殿槽)

交換

Dエアリフトポンプ(沈殿槽)

交換

E越流堰(沈殿槽)

交換

F減速機

交換



@集泥機(沈殿槽)



運転中止


稼動



運転中止

A汚泥計量装置

B曝気槽散気管

C槽底レール(沈殿槽)

Dエアリフトポンプ(沈殿槽)

E越流堰(沈殿槽)

F減速機


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